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2008年6月18日 (水)

良い試験問題とは?

私は試験問題を作るのが嫌いである。どう作ったらよいかわからないからだ。このため、今までは単純な記号選択式の問題ばかり作ってきた。これは非常にラクだが、自分でも果たしてこれで良いのかという思いがあった。

単純な記号選択式の問題は、なぜだめなのか。最近になって理由がわかった。一言でいうなら、「不正確」だからだ。ではなぜ不正確なのか。その理由は、「対象とする能力が少ない」ということだ。なんの対象かというと、もちろん(学習によって形成されたはずの)能力の測定である。では少ないとはどういうことか。

まず、記号選択式の問題がはかる能力とはどんなものかというと・・・

・記号選択式の問題文を理解できるか
・課題に応じて適切な科学的概念を見つけることができるか
・理科用語を頭の辞書から出し入れできるか
・図表から適切な情報を読みとることができるか
・公式の計算ができるか

これに対し、はかるべき能力はもっとある。

・現実から適切な数理モデルを作ることができるか
・図表やインタビューなど情報の形式が変わっても、適切な科学的概念を見つけることができるか
・自由記述式を含めた様々な形式の問題文を理解できるか
・課題から結論を導くまでの思考過程を他人がわかるように説明できるか
・思考や説明の手段として、図表を利用することができるか
・課題を科学的に解決しようとする姿勢を身につけているか
・他人の主張を、科学的な主張か否か判断できるか
・他人の長い思考過程を正しく追い、理解することができるか

こう考えると、記号選択式の問題がはかることのできる能力はとても少ない。考えなきゃな・・・

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