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2008年3月22日 (土)

賭けに出た卒業式 成長のきっかけ

問題になったのは校歌合唱だった。私の学校の校歌は無伴奏の三部合唱のため難しい。そのため、毎年、校歌合唱の声量は小さく、イマイチだった。そこで教員側では「今年は伴奏をつけよう」ということになった。

ところが、これに卒業生が反発。「無伴奏でやらせてくれ」というのだ。

教員側は会議で検討した。伴奏派の主張は・・・「これまでの反省が生かされない」「教員側が一度決めたものを覆すのは良くない」。無伴奏派の主張は・・・「最後の卒業式なのだから希望を聞いてあげるべき」。結局、3年生を集めて話し合って決めるということで決定は先送りされた。

3年生は「ちゃんと歌ってみせる。やらせてくれ。」と主張した。これが最終決定となった。段取りが変わり、一部の教員は大変だった。

しかしふたを開けてみると、無伴奏の合唱は、これまでにない出来だった。3年生は意地と能力を見せたのだ。

あとから考えると、伴奏を付けるという提案が3年生のやる気を喚起したともいえる。だが、失敗の可能性も当然あった。結果としては絶妙なさじ加減となったのだが、これは賭けだった。賭けに買ったからこそ、成長があったのだ。そして、この賭けこそが、教育者の仕事なのだ。

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コメント

ウチの大学でも卒業研究をなくす、といったら学生が「やらせてくれ、一所懸命がんばるから」といってこれまでよりも大幅にレベルアップ。なんてことになればいいんだけどな。

投稿: chem | 2008年3月22日 (土) 17:46

先日成人式に出たのですが、国家も市歌もあらかじめ録音された歌が流れてびっくりしました。かくいう私も雰囲気に呑まれ歌えませんでしたが・・・
根本的に若者個人の何かが変わったのではなく、「そんなの歌わない」という風潮ができているだけだと私は思います。年齢層は広がりますがサッカーの試合などでは若い方もみんな歌いますよね。最近の若者の怠惰というのは、周りに同調する日本人の気質がどうしても悪い方向に流れていってるだけだと思うので、この記事のような、が多くの人がやる側になるような喚起があれば、まだまだ昔の積極性を取り戻す可能性は残っているのではないでしょうか。

投稿: とある | 2008年3月23日 (日) 12:25

もしかしたらそれが狙いで無伴奏なのかもしれませんね。いい話です。

投稿: 盗聴防止マニア | 2008年3月28日 (金) 19:06

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