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2006年11月23日 (木)

「ゆとり教育」は「国語」「数学」の補習にした方が良いのではないか

061123school 学力が低下していると世間では言われている。確かに今私が教えている中学生たちの中には、計算力がかなり低い子が多い。

小数の割り算ができないので、理科の物理分野などは全然できない。例えるなら、土台になる基礎ができていないのに、その上に家を建てようとするようなものだ。大学や会社で「なんでこんなことがわからないんだ?」という新人を目の当たりにすることは、わかる。

しかし、「学力低下」は「ゆとり教育」の弊害だ、という主張がよく聞かれる。これは違うと私は思う。計算力のかなり低い子たちが中学に来る原因は、小学校までの時期の教育にあるはずだ。

これは私の予想だが、居残り学習や家庭学習が、これまでの教育の底辺を下支えしていたのではないかと思う。そういったものが今、すたれてきているのではな いか。個人的に思うのは、公立中学校で「ゆとり教育」をやるのなら、このような「おちこぼれ」になってしまった生徒たちを救済するような学習をすべきでは ないかと思う。では、現状の「ゆとり教育」は何をやっているのか。

率直に言おう。中学校での「ゆとり教育」とは「総合」や「選択」の時間だが、現場ではそのほとんどが無駄に消化されている。なぜなら、ほとんどの教師は 「教科書がないと教えることができない」からだ。これは教師の能力が低いという主張ではない。教師たちは規定の授業や生活指導、部活指導、書類作成などで 忙しく、「総合」や「選択」のために教材開発をする時間がないからだ。

個人的には、「総合」「選択」の代わりに「国語」「数学」の補習授業をやった方がずっと良いと思うのだが、どうだろうか。

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コメント

中学校教員として、思うことですが…
「総合」や「選択」について全く同感です。
自由度が高く、力を入れれば良いものはできます。
でもそれをやるだけの余裕が教師にないのです。

現実的には、選択はテストに向けての自習であったり、
遊び半分の授業だったり、というところではないでしょうか。

総合も学校全体で取り組まねば
いいものはできないと思います。
時には市町村を巻き込んでやらないと
無理なことも多々あります。
それをこなしていくだけの十分な時間も
予算も人的資源も足りないのが現状です。

ただ、計算力等に関しては
一概に言えない部分もあると思います。
確かに応用力がなくなっているので、計算が速くても、
「実験値から音速を算出してみよう」となると
その式がたてられない、という場面には出くわしました。

小学校でも基礎学力定着に関しては
かなり頑張っていると思います。
しかし、いかんせん子どもの実態が多様すぎて、
そこに対応しきれないのではないでしょうか。
これまで家庭がやっていたことを
学校が負担する部分が大きすぎる。
自分はそこにつらさを感じます。

投稿: ちゃっぴー | 2006年11月25日 (土) 21:44

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