生物標本
我が校には、ガラス瓶に保存されている生物標本が、20点ほど準備室にしまわれている。動物の授業ということで、これらを実験室に出して生徒たちに見せることにした。
しかし、生物標本の中にはかなりキツイものも、何点かある。
・大きなヒキガエルの内臓標本、
・コイの内臓標本、
・カメとフナとネコの脳の比較標本、
・そして極めつけが、ネコまるまる一体の標本
である。このネコの標本、なんと、脳と神経と目玉しかない。よくわからずにマジマジと観察してから何を見ているかに気づいて慄然とするような代物である。
全員が見る場所にこれらを置いておくのは可哀想なので、廊下に椅子を並べてその上に置き、特設コーナーとして、希望者だけが見ることができるようにした。
ところが、いざフタを開けてみると、廊下の特設コーナーに生徒が殺到した。やたら喜んでいる生徒や、目を輝かせてマジマジと見入っている生徒など・・・逆にこちらが面食らう展開であった。最近の子供たちは、実はリアリティに飢えているのだろうか?

ちなみに下記ページでも「やたら興味を示した」と報告されている。実は解剖は人気メニューなのだろうか?
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コメント
どうも子どもたちは、生き物の内側には興味津々のようです。
(私が生徒にさせたのは、鶏の頭の解剖でした)
リアルすぎて非現実的というか何と言うか、うまく説明できませんが。
そういうものを全く見てこないと、命の重さが分からない人間になりやすいのかもしれないな…と思います。
投稿: ばろっく | 2004年10月26日 (火) 22:05
ニワトリの頭の解剖ですか?皮膚を剥がすだけでもけっこう大変で、頭蓋骨をどうこうするところまでは俺はできませんでした。ハサミか何かで強引に切り開くんですか?
・・・と、なぜがすごく具体的な質問をしてみたり。
投稿: 雑草 | 2004年10月27日 (水) 21:30
鶏の頭ですが、ボイル済みのモノを使います。
具体的に言うと、切断面からハサミをいれて皮を切り開き、
トサカのちょっと向こうくらいまで切ります。
この時点でぺろんと頭骨が露出。
で、頭骨は鋭いメスの先でちょっとずつ削っていきます。
このとき、大脳より少し下あたりを狙うのが良いです。
地道にコツコツ削っていくとやがて脳が見えますので、
頭骨と脳の隙間に先のとがったハサミを入れてバキバキ切り開きます。
他の読者が不快に思われるようなら、このコメントは削除してください(笑)。
投稿: ばろっく | 2004年10月30日 (土) 06:43
詳細な情報ありがとうございます。ボイルって、自分で煮るんですよね?
要は、メスで穴を開けて、あとはハサミで切り開く、ということですな。
それにしても、この説明、妙にわかりやすいですよね。「先のとがった」ハサミを入れて「バキバキ」切り開く・・・この緊張感がたまらないっすよね!ウヒヒヒ!!
・・・失礼、取り乱してしまいました。もちろん、神聖なる命を粗末に扱ってはいけませんよね。ええ、心からそう思っていますとも。
投稿: 雑草 | 2004年11月 1日 (月) 23:46
亀みたいなレスで申し訳ありません。
ばろっくです。
>ボイルって、自分で煮るんですよね?
>
うちの場合、懇意にしていただいている肉屋さんがあり、
電話連絡しておくと、朝から山盛り茹でてくださってます。
本来イヌのエサ用だそうですが、
肉屋で買うと缶詰のニワトリの頭のような臭さがありませんので、
生徒にとってはまだマシのようです。
ちなみに、ここ2年は鳥インフルエンザがありましたので見送りました。
>もちろん、神聖なる命を粗末に扱ってはいけませんよね。
>
それは解剖実習の中で一番強調したことです。
ボイルされたニワトリの頭は見た目がグロテスクなので、
放っておいたら生徒は「キタナイもの」として
指で(ひどい子はピンセットで)つまむようにして持ち、
顔を背けながら解剖したりイヤだとごねたりします。
そのまま解剖させるとほぼ確実に怪我する生徒が出ます。
「このニワトリの頭は本当ならイヌのエサになるものです。
それを君たちが、勉強するために解剖するわけです。
体は君たちの食卓に上り、君たちの血となり骨となります。
このニワトリに感謝する気持ちが少しでもあるなら、
その手でしっかりと持って、きちんと解剖してあげてください。
また、自分自身の遺体をピンセットでつまむようにして、
目を背けられながら触られると想像したら、
嫌な気持ちになりませんか?」
よく分かりませんが、この言葉が生徒の心の琴線に響いたようで、
みんな真剣にやってくれました。
もし参考になれば…。
投稿: ばろっく | 2004年11月15日 (月) 00:19
うーむ、ばろっくさんは、真面目で素晴らしい方ですね。いいかげんな俺は、感動してしまいました。
俺の場合、選択理科の授業で解剖をやるので、人数も10人ていど。バロックさんのケースよりもだいぶラクそうです。
実はそれが明日なんですが、どうなることやら・・・
投稿: 雑草 | 2004年11月16日 (火) 22:34