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2004年8月の13件の記事

2004年8月31日 (火)

福祉施設体験研修2日目

研修2日目、朝。これから「あの場所」に行くのかと考えると、けっこう気が滅入る。さらに明日から新学期なので、二重に憂鬱になる。あーあ。

昨日と同じ場所で、今日も一日過ごした。手をつないで散歩に連れて行き、昼食をともにし、しゃべったりトイレしたりゴミを片づけたり施設内を移動したり等々。特に危険な出来事もなく、一日が終わった。以上。

・・・これではつまらないので、今日は、彼らの表情に注目した。利用者たちの感じていることが少しでも見えないものかと思ったのだ。結論から言えば、あるていど見えた方々がいた一方で、ぜんぜん見えない方々もいた。

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2004年8月30日 (月)

福祉施設体験研修1日目

夏休みも最後だというのに、今日から2日間、福祉施設体験研修である。

現場に入るまではおとなしい老人ホームのようなものを想像していたのだが、実際には重度な知的障害者のための生活施設であった。かなりシビアな場所である。

入所している人たち(以下「利用者」と呼ぶ)は、作業所などで仕事をする能力がなく、自宅で生活することも難しい。

ぜんぜん想像できない人は、たまに電車の中などで意味の通じないことを大きな声で連呼している人がいるが、あのような感じと思えばまぁ近いだろう。ただし、電車の中の人は少なくとも電車に乗ることができるわけで、施設に住む人々よりも知能/情緒レベルがだいぶ高いだろう。



施設の全体像は伏せるが、私が入った建物では、利用者10人が共同生活をしていた。

建物の真ん中には30畳くらいの大部屋がある。入った途端、染みついた尿の臭いが鼻を突いた。利用者が5,6人、バラバラに座っている。一人は床に座り、新聞の広告をひたすらちぎって床にばらまいている。別の利用者は、テレビの前を落ち着きなくウロウロと歩き回っている。他の利用者たちは椅子に座り、何をするでもなく、ぼうっとしている。全員の目線が、安定せずに宙を泳いでいる。

異様な空間である。「これはエライところに来たな」。緊張が体を走る。職員の方からも「第一に身の安全を考えて下さい」と釘を刺される。ひいい。

まぁしかし、危険なことは特になかった。午前中は絵本を読んであげ、車椅子でコンビニへ買い物。お昼に昼食を一緒にとる。昼食はトマトシチューとサラダ。トマトシチューの味は、小学校の頃に食べたものと同じで、非常に懐かしい味であった。午後も絵本。夕方にドライブに一緒に行き、手をつないで散歩した。こうして、1日目は終わった。



職員の方と少し話す。1年くらい働くと驚くこともなくなり、利用者たちのピュアさが好きになるという。だが一方で、さらにきつい施設では、他人の目をくりぬこうとする方や肉を食いちぎろうとする方もいるという。こうなると職員も命がけである。

帰り際に聞いてみた。「この仕事は、向き不向きがありそうですね」。

「そんなことはないわ、やっているうちに向いてくるものよ。それに、仕事だもの。途中でやめるわけにはいかないわ。」まことに恐れ入る。素晴らしい。



※ご意見お待ちしてま~す

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2004年8月28日 (土)

仕事語り:プログラマー

「もはや学歴だけでは就職できない。むしろ、好きなことをトコトンやるべきだ」

こう話してくれたのは、とあるIT企業に勤めるプログラマー。細身で背が高く優しい感じのする20代後半の男性。ちなみに既婚で一児の父でもある。

彼自身は、現在の自分の状況を後悔している。「好きなことをやらず、学歴を選んでしまった」というのだ。これは、どういうことなのだろう。



コンピューターが、中学の頃から好きだった。高校進学の際、彼には地元の高等専門学校に進んでトコトン、コンピューターのことを勉強するという選択肢もあった。

だが、彼は某有名私立大学の付属高校に進学した。その高校からは、上の大学にエスカレーター式に上がることができる。つまり彼が選んだのは、学歴が約束される道だった。彼は高校に合格した瞬間「ああ、これでゴールインだ」と思ったという。そして今から振り返ると、これが後悔の種となる人生の岐路であった。

高校にもパソコン部はあった。だが彼は、そういう部活動をカッコ悪いと思い、近づかなかった。「そういう年頃だったから仕方ないのかな」と、彼は当時を振り返る。そして、どちらかというと文系の学部に進学。だが、就職活動でつまづいてしまった。



有名大学の学歴だけでは通用しなかった。サークルの部長をやっていたとか、大会で賞を取ったといった経験がないと、評価してもらえないのだが、生憎そういうものはなかった。かなり厳しい就職活動をせざるを得なかった。苦戦の末、中堅のIT系企業に就職した。

就職先では、コンピューターの勉強を思いきりすることができた。本当に、一生懸命勉強した。自分はコンピューターが大好きな技術屋なんだと、気づいたのだ。



しかし、もう手遅れだった。就職してからの勉強では、基礎から丁寧に勉強することはできない。きちんと勉強するためには、一度退職して大学院などに入学し、腰をすえて勉強する必要がある。だが妻と子供がいるので、そんな冒険をすることはできない。

将来の不安もある。技術革新の早いこの分野では、プログラマとして、そう長く働き続けることはできない。遅かれ早かれ第一線を退き、あとはただの管理職としてやっていくしかない。彼の気持ちとしては、なるべく長く技術一筋でやっていきたいのだが。



彼は言う。「マイクロソフトでも、専門学校出や高専出の人たちが就職している。自分の高校選択のとき、学歴に目を奪われずに高専に進んでいれば、今頃もっと良い状況になっていたのではないか。思う存分好きなコンピューターのことが勉強できただろう。学歴よりも自分の好きなことを、選ぶべきだった」と。

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企業研修:社会貢献編

今日は企業研修の一環として、企業の社会貢献活動を見学した。この社会貢献活動というのは、日本ではまだそれほど一般的ではないが、欧米ではけっこう広まっているらしい。具体的には、ボランティアに場所を貸したりお金を出してあげたり自分たちで活動したりする。



午前中は23区内のとある中学校の一室で、2つの離れた中学校をオンラインで結ぶ交流促進ツールみたいなものを開発しているNPOの活動を見学。しかし夏休みで子供来ず。残念。

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午後は、インターネットを使う上での危険性についてのセミナーであるが、対象は小学生。どういう風にやるかというと、掲示板の怪しい書き込みを見せて「これっていいのかナー?悪いのかナー?」「悪ーい!」「なんでー?」「だって・・・だもん!」みたいなやりとりをしていく。うーむ、タルイぞ・・・

中には途中で飽きちゃって全然話が入らなくなっちゃった子もいた。小学生を相手にするのは、大変だなぁ。

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2004年8月19日 (木)

宿泊研修1日目

今日から宿泊研修が始まった。初任者全員が2泊3日で合宿所に泊まり込み、研修を受ける。しかし、この研修の内容がイマイチ…講義しかないのである。やっぱり合宿なら、みんなでカレー作ったりとか、お互いに研究授業したりとか、そういうことをすべきだと俺は思う。くそぅ。

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2004年8月17日 (火)

動物園研修

少し時間が経ってしまったが、動物園研修のことについて。1日目は説明と園内観察、2日目は動物飼育、最終日の3日目が里山管理作業だった。

ちなみに下の写真は動物園行きの電車。着く前からワクワクさせてくれる。

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園内観察する一行。

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1日目に説明してくれた方は、なんとも暗い先生だった。動物園の意義を、難しい言葉でアレコレ説明しようとするのだが、どうもぱっとしない。俺も暗い人なのでこういう人は大好きなのだが(汗)、伝わってきたのはようするにこういうことだった…来園者数は減り続け、民間の動物園は続々とつぶれ、そして大赤字。

つまり、動物園は行き詰まっているのである。

考えてみれば無理もない話かもしれない。今はテレビやカラーの書籍で、いくらでも動物を見ることができる。

動物園が初めてできた頃は、そんなものは全然なかった。そんな社会環境の中、ある日、象がやってくる。人々の間には噂だけが広がる。「すごく大きくて重いらしい」「ほぅ」「しかも鼻がすごーく長いらしい」「なんだって?」…これは、見に行くでしょう!俺は行くね、絶対

というわけで、動物園の現状は、かなり厳しい。デジタル百科事典で音や動きまで手軽に楽しむことができる今、わざわざ動物園まで行く必要性を感じる人は稀少だろう。さあ、どうなる動物園!



2日目の動物飼育で俺の担当は、昆虫であった…うーん、イマイチ。まあでも、林檎と人参と菜っ葉と鰹節とコオロギで、ほぼすべての昆虫が飼育できるというのは新鮮だった。ちなみに下の写真はかの有名なタランチュラ。毒はあんまりないらしい。

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3日目は里山管理作業。山に入り下生えを刈りまくった。なかなか良い運動であった。下の写真は、刈った下生えを束ねて重ねたところ。

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がんばり電話

みなさんは「がんばり電話」というのを、ご存じだろうか?これは、塾で働いている知人から教えてもらった話である。



その知人は、夜11時くらいに生徒全員に電話をかける。そして「がんばってるかー?」と聞く。これが「がんばり電話」の内容である。いわば、応援の電話である。これが効くというのである。

普通、学校から電話があると、親は「うちの子供が何か悪いことしたのかな?」と思ってしまうものだ。この「がんばり電話」は、そこを突く。電話の内容が応援であることに気づいて、「なんて良い先生なんだ!」と親は思ってしまう。つまるところ「ガンバリ電話」とは、効果的なイメージアップ手段なのである・・・俺の立場から見ると、「してやられた!」と思ってしまう。



以下余談であるが、このようなことを公立学校もやる可能性は、ないとは言えない。例えば、東京都では既に学区を越えて自由に中学校を選ぶことができる制度が、既に導入されている。この結果として、入学希望者0人という超不人気校も出現している。このような不人気学校が、イメージアップのためにカリカリと「がんばり電話」のような営業努力を始める可能性はある。

そもそも、あながち悪いことではない。子供としては、夜勉強しているところに応援の電話がかかってこれば、うれしくて、もっとガンバル。子供を強くするのは、たぶん、このような「ガンバリ」の積み重ねだ。しかし、アレもコレもやっているとキリがない・・・うーん、どうなんだろ?

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2004年8月12日 (木)

図書館研修3日目

今日は図書館研修3日目。最終日である。ベテランスタッフの方にいろいろと説明していただいた。

特に興味深かったのは、欧米と日本の違いについての話であった。欧米と日本とでは、図書館の質に天と地ほどの差があるというのである…これはずいぶん堅苦しい話だが、興味のある方は、お付き合いいただきたい。



まず、欧米の図書館には一級の司書が詰めており、専門的な調べものをすることができる。

これに対し日本の図書館は、現在どんどん外注化を進めている。つまり、高コストな専属の職員を減らし、代わりに低コストな嘱託職員やアルバイト、ボランティアを入れていくというやり方である。

実際、研修でお世話になった図書館も職員の占める割合は3割ほどであった。完全に外部委託してしまった図書館もあるという。

当然、日本の図書館の質は悪くなる。



原因をさかのぼると、これは予算配分の差である。欧米では図書館に多く予算を配分し、日本では図書館予算は少ない。

そもそも予算配分は、政治家たちの力関係によって決められる。このことを踏まえてさらに突き詰めると、結局のところ「有権者は(傾向として)図書館を望んでいない」ということになる。だからこそ、図書館予算が少ないのである。



まだ話は続いたのだが、話として大きくなりすぎるので、これくらいで止めます…みなさんは、図書館は欲しいですか?それとも不要ですか?

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2004年8月11日 (水)

図書館研修2日目

今日は図書館研修2日目で、苦情処理についての説明を聞き、窓口対応を実際にやった。



苦情はどんなものかというと、例えばこんな感じである。図書館員の態度が悪い。自分の望む本がないので何とかしろ。

中にはこんなのもある…図書館の入っているビルの向かいのアパートに住んでいるおばさんが怒鳴り込んでくる。着席して作業している図書館員がずっとそのおばさんのアパートをのぞきこんでいるというのである。

こういう客はだいたい、大声で小一時間わめき散らし、帰っていく。なお、わめき始める前に「俺は市長と知り合いだ」と口にすることが多いそうだ。苦情は、一日2、3件ある日もあれば、何もない日が1週間くらい続いたりもする。

図書館業は、一見すると穏やかそうな仕事だ。だが実際には、上記のような部分がけっこうあるようだ。ベテランスタッフは、相手が官庁系だと苦情が言いやすいのではないかと分析していた。

さらに一歩引いてみれば、どんな仕事も同じようなものを含んでいるのかもしれない。製品苦情に対応する民間しかり、ふんぞり返る取引先に対応する営業マンしかり、ミスに激怒した市民に対応する官庁しかり、暴れる生徒に対応する先生しかり…つまるところ「世の中そういうもの」なのかもしれない。



さて、いろいろと脅された後の窓口対応は、恐々と始めたものの、特に問題なくつとめることができた。少し思ったのは、やはり丁寧なお客さんは対応していて気持ち良い。自分もそうありたいものだ。

ところで、あるベテランスタッフは、図書館の醍醐味はリファレンスだと言っていた。人と本を結びつけてあげる。それはある種のマッチング・メイカーであり、出会い系とも言えるかもしれない。ここら辺に、図書館業のロマンがあるようだ。

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2004年8月10日 (火)

図書館研修1日目

今日は図書館研修1日目であった。動物園、ベンチャー企業と続いて、3つ目の体験型研修である。そろそろ緊張の糸は切れて「なんでも来~い」という気分になってくる。

今日は、一通り説明を受け、配架・整架と装備を少しだけやった。



説明の中で「土日も開館、夜は7時まで」という話が出てきた。要するに開館時間延長による利便性向上である。

しかし、それに伴って予算も増えたかというと、増やしてもらえなかったようで、職員の中には「土日も勤務だと自分の時間が持てない」と配置換えを希望した者もいるそうだ…う~む、わかるなぁ、その気持ち。公務員にとっても厳しい時代である。



また、説明をしてくれた館長は、基本的なポリシーとして、利用者数を増やそうと考えているようだ。間口の狭い専門書よりも受けの良い一般書を入れるというやり方である(ただしマンガの導入は迷っているとのこと)。つまりここには、専門書路線vs大衆路線という対立がある。

個人的には、かつて研究者をしていた経験から、図書館は専門書路線をある程度採るべきだと思うのだが、残念ながらそういう気配はあまり感じられなかった。



その後は配架・整架と装備をやった。配架とは返却された本を棚に戻す作業であり、整架とは、棚の整理である。装備とは、透明な粘着シートを本にかける作業のことである。こちらはやり方が決まっており、思ったほど大変ではなかった。

ちなみに本を触っていると服が汚れるため、すべての作業はエプロン着用で行った。ところが整架中に教え子と遭遇…ニヤニヤされてしまった。くそぅ。



明日はいよいよ、どきどきの窓口業務である。

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2004年8月 7日 (土)

企業研修3日目

企業研修の最終日は営業マンに同行した。

行き先は某大手電話会社。いわゆる大企業である。すでにシステムは納めた後で、目的は使い方のわからないところを教える、というもの。

ここで先方の3人の態度が、印象的であった。

口調は丁寧だが、ケータイを出しっぱなしにしてメールをチェックしたり通話したりしている。姿勢もややだらしない格好。

要するに、力関係がはっきりしていたのである。これが大企業と中小企業との関係で、だからこそ人は大企業にあこがれるのだろう。

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2004年8月 5日 (木)

企業研修2日目

引き続き企業研修、今日は2日目であった。説明は、管理部と営業について。

管理部では、社員の評価についての話が面白かった。生徒と同じく、社員も毎年5点満点で評価され、それが給料に反映されるのだという。まさに人生は通信簿である。

営業では、営業の基本的な説明を受けた。戦争で言えば最前線の突撃兵が企業の営業であり、組織の1割くらいを占めるのだという。今まで営業という仕事はよく知らなかったのだが、そうとうシビアそうな世界である。

今日もなかなか発見の多い一日であった。

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2004年8月 4日 (水)

民間企業研修1日目

今日から3日間、とあるITベンチャー企業で体験研修である。1日目の今日のメインは、名刺入力と電話取次。二つとも、企業活動の基本という感じだが、時間がかかる。ふーむ、意外に地味なことをしている時間が長いかも?

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